しずおか食舞

前途の「ミクニマルノウチ」さんが江戸野菜フレンチなら、こちらの「イルギオットーネ」さんは京野菜イタリアン。
「イルギオットーネ」さんの記事は年末の閉める間際のものになります。イタリアンとフレンチの違いはありますが、野菜繋がりで並べてみるのもいいかなと思い、過去記事で申し訳ありませんがアップさせていただきます。因に料金設定は、イルギオットーネさんの方が高いです。前途ミクニマルノウチさんは今週お伺いした記事ですので＾＾
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2009.12.28 記事
京野菜とイタリアンのマリアージュ『イルギオットーネ丸の内』

京野菜を取り入れたイタリア料理。笹島シェフのレストランです。
イルギオットーネ丸の内さんへ行くまでは、「京野菜なので、やっぱり京都の本店で食べた方がいいのかな」と思っていましたが、仕入速度が早くなり、思ってる程の差は無いみたいです。それに料理のスタイルが確立されているので、全く違和感なく堪能できました。”京野菜のイタリアンを食す”というのは面白いですね！味は勿論、ポーションは丁度良い量で、盛り付け、器、サービスも良かったです。

予約の場合は、コース料理のみでした。どのコースにするのか説明を聞いて決めました。
メニューは、
◎蓮根のポルペッティ　雲丹と水菜のスープ仕立ては、いきなり器に驚きました。まるでビーカーの底を使ったかの様な器とカトラリーでインパクトを出し、細かく刻んだサクサクした蓮根と雲丹＆水菜の融合が一つの世界に奏でていました。後にも登場する器は、モダンなモノが多く、とても魅力的で料理をひきたててました＾＾♪器で料理の印象が変わることを改めて感じました。シェフの遊び心に期待です♪



◎マグロと根菜の冷製は、蕪や人参などの綺麗な丸で繊細な演出。
ス、スゴイ、これはアートですね♪
ほうれん草をソースにしたり、柚子を散りばめたり泡状にしています。京都らしさを感じます。手間をかけた真に贅沢で優雅な一皿でした。
友人は「この一皿だけでも料金の価値があるね」と言いました。この発言させる笹島シェフはスゴイ！



◎海老と温卵と春菊の熱々ココットはトリュフを散りばめてました。
一皿毎の変化が楽しく、次への期待が高まります♪



◎ズワイガニとルッコラのバヴェッティー二は、軽いトマトソースで蟹の風味を活かし、京都の七味がアクセントに。少量でしたが、十分に楽しめる一品。



◎ポルチーニと百合根のリゾットも少量で、食べると言うよりも風味を嗜む料理でした。



◎シャラン産鴨肉の炭火焼　含め煮した里芋と長芋ベジャメルのグラチナートは、こんな厚みのある鴨肉は初めて！皮はパリッと中は柔らかく食べ応えありますね！春菊とトリュフをソースに♪



◎お口なおしは、ミカンのシャーベットとミントのジュレでサッパリと。　　


◎ドルチェは、7品の中から1品を選択。
カルダモンをさかせたグールデンパイン サルバーニョ風味のバニラジェラートと一緒に。こちらの器も中が空洞になって面白いです＾＾



◎紅茶のスプーンのニコちゃんデザインがカワイイですね＾＾



女性のためのメインまでに満腹感がでにくいメニュー構成、どうすればお客さんが京都をイメージしてもらえるのか、そして、現代的な惹き付け方、その術を知り尽くしている印象でした。優しい味でとても満足しました＾＾
静岡にも沢山の素晴らしい食材があります。それを活かし、魅せるお店が身近に登場してほしいと思いました＾＾

サービスについて、
テービル担当は終始同じサービススタッフさんでした。担当を決めてないお店が多いですが、スタッフの動きがバラバラで皆に個性があると違和感を覚えます。同一スタッフの方が、互いの特徴が見えてくるので、こちらも感想を伝えやすく、落ち着いて寛げます。
今回の担当は、まだ若いけど、当り前のことをしっかりと出来てました。
先ず、料理の説明は、棒読みではなく、自分の言葉で説明してます。質問しても戸惑うことなく完璧な言葉で説明してくださりました。
デザート終了後に友人が中座し、その間にドリンクを持ってきましたが、席を外していることがわかると、友人の分は戻し、席に着いてから作り直して再び持ってきてくださりました。
テーブルチェックの後に席を立ち出口へ向かうと、預けていたコートを既にスタッフさんが持っていて、時間のロスが全くありませんでした。
全てにおいてスマートな対応でした。教育がしっかりしているのですね＾＾
様々なレストランの良いサービスを知っている友人が満足したのですから良いと思います。
友人が言ってました。「私の知るレストランは、雨が降ると店内入口側にスタッフが立ち、外の入口周辺を目配りし、お店の前でお客様が傘を閉じたら、スタッフさんがサッと傘を預かり、そしてその傘を整えるのよ」。このサービスって素晴らしいと思いました。手や大切な服の袖口を濡らさない気配りができるレストラン、行ってみたいな～＾＾

私はランチで十分満足ですが、夜はどんな料理が登場するのでしょう？
今後も楽しみなお店でした＾＾
ありがとうございました。

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IL GHIOTTONE　 丸の内店 （イル　ギオットーネ）
イタリア料理
Tel.03-5220-2006
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルＴＯＫＩＡ　1Ｆ
11:00～14:00(L.O) 18:00～22:00(L.O)
不定休